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【教師のための】転職サイト&転職エージェントの失敗しない使い方。頼り過ぎに注意…。教員の転職成功の秘訣!

転職活動を始める方の多くは、転職サイトや転職エージェントへの登録をはじめに行うでしょう。

Kurin

民間企業との繋がりのほぼ無い教師も多分に漏れません。

これは言い換えると、

転職サイトや転職エージェントに頼らざるを得ない

とも言えますよね。
転職活動を始めたばかりの方はここに注意が必要です。

この記事では、実際に教師から民間企業への転職を成功させた筆者が、

なぜ転職サイトや転職エージェントに頼りすぎてはいけないのか
どのように転職サイトや転職エージェントを活用していけばいいのか

について、当時の実体験を踏まえながら解説します!

目次

転職サイト&転職エージェントの上手な使い方。
頼り過ぎに注意…。その理由は?

Kurin

はじめに、転職サイトや転職エージェントを完全に信用してはいけません。

頼りにできるのはこれくらいしかないのに…。

と思われるかもしれませんが、転職サイトや転職エージェントはボランティアではありません。

有料職業紹介に属する民間企業

に属し、その名の通り求職者に仕事を紹介することで金銭を発生させる民間営利企業です。
民間企業はサービスを提供することで金銭的利益を得ています。

Kurin

その提供するサービスが”求職者の転職を実現させる”ということですね。
求職者からは紹介料を取らないかわりに、企業からは紹介料を得ています。

そのため登録している転職サイトや転職エージェントは

求職者に企業を紹介する仕事
ではなく
金銭を払ってくれる法人に求職者を紹介する仕事

であり、本当の顧客は求職者ではなく求人を出してくれる法人であると言えます。

Kurin

法人に求職者を採用してもらうことで金銭的利益が発生するため、完全に求職者を慮った提案出ないこともよくあります。

実体験① 転職エージェントとのやり取り

転職活動を始めたばかり7月、転職エージェントとの紹介面談でのことです。
「自分の担任しているクラスを年度終わりまで見届けてから4月入職したい」という私の思いを無視し、

「法律上は退職を申し出て14日経てば退職できるんだから内定が出たらすぐ辞めましょう!」

ということを何度も言われました。

「登録直後の熱感が高いうちに動かしたい」、「内定が出たとしても入職まで期間があるリスク」を考慮した発言だと思うのですが、あまりに押し付けが強くて一旦活動自体を辞めたほどでした。

この方の動きはあからさまでしたが、利益追求が背景にある助言も少なくはありません。

何を信じてよくて、何を鵜呑みにしてはいけないのだろう…。

と迷われる方も多いと思います。

【採用されやすい】に繋がるアドバイス

・応募する業界・職種の提案
・応募する求人の提案
・年収や業界の動向の相場感
・”一般的には”が枕詞になるアドバイス

Kurin

応募する求人の選別に関わるアドバイスは注意が必要。
逆に応募後の採用確率を挙げるためのアドバイスは信用OK!

マイナビ転職では何も条件を指定せずに求人を探すと約25000件。
その中には採用されやすい求人とそうでないものが混在しています。

Kurin

どの業界、どの職種、どの企業に応募するかは実際に働くあなた次第。
アドバイスは貰っても最後に決めるのは自分でありましょう。

大事な部分で選択を他者に委ねないためには、自分自身の軸が必要です。
そのために大事なことは”自己分析”。
自分の半生と教師という経験を元にした自分軸を確立するための具体的な方法を載せた記事もありますので、参考にしてください。

転職サイト&転職エージェントの上手な使い方。
失敗しない”自責”という考え方

Kurin

選択を相手に委ねないようにしよう。

Kurin

最後に決めるのは自分ですよ。

とはいうものの、

どうすればそうできるのか…。

そう考えてしまうかもしれません。

実例② 転職活動初期のスタンス

転職活動を開始した頃、転職エージェントとハローワークで面談をしました。
当時を振り返ると

行動に意味や意図が伴っていなかった

と感じます。
「教師を辞めて民間企業へ転職したい」とは思っていましたが、

転職をするならリクルート
居住地域での転職を考えるならハローワーク

といった理由や根拠を裏打ちとしないイメージだけのあまりに短絡的な考えでした。
そのため

転職活動はどのような流れで行われるのか
転職したいと思った時に、まず何から始めるのか

ということさえも調べず、まず飛びついただけでした。

その結果、ヒアリングをしてもらえるだろうという受けの姿勢で臨み、

どうされたいですか?
なにか聞きたいことはありますか?

と問われても考え込んでしまう時間も生まれてしまいました。

Kurin

相談すれば全て手取り足取り教えてくれるだろう。
内定まで連れて行ってくれるだろう。
と漠然と思っていましたね。

そんな完全に無知な状態であるにも関わらず、当時は

担当者が経験が浅かったのかも知れない
ハローワークは教師の転職をサポートした実績が少ないのかも知れない

といった他責を結論として挙げました。
これは確かに原因の1つであるかも知れませんし、当時を思い出してみてもそうである可能性が高いと思います。

Kurin

それだけではなく、相手も答えようがなかったのかもしれません。

実例③ 聞き方の問題

その分野に明るくない者の質問のよくある失敗例として、

◯◯はどうですか
△△はいいですか、わるいですか

といった「テーマ+どうですか」だけの漠然とした尋ね方があります。
そんな質問に私もなっていたのだろうと思います。

教師から民間企業へ転職をした人はいるか

ということが気になり、それを尋ねても

いるのはいる
ただあなたができるかどうかは分からない

としか答えられません。
こういった「YES / NO」で答えられたとしても質問者に該当するかはわからなかったり、それ以上は答えようがない聞き方を多くしていたのだと思います。

要は転職活動を行うにあたり「何が分からないか分からない」という状態で闇雲に相談をしてしまっていたのです。

これは相手の力量の問題ではなく私の問題、つまり

自責という考え方

も大きな原因として存在すると思います。

実例④ 自責ではない”他責”の考え方

先程の【教師から民間企業へ転職した人はいるか】という質問は、その存在を確認したいのではありません。
いることを前提とし、【教師から民間企業への転職を実現した人は】

  • どんな経験を自己アピールに使用していたか
  • どんな業界から採用をもらったか
  • 民間企業出身の求職者と比較して敬遠されるとしたら何が原因か

ということを知りたかったのです。
自分ですべき深堀りをしておらず、相手任せの大雑把な質問をしてしまったということになります。

どんな行動や事物にも意味があり、選考で課される履歴書や職務経歴書、面接といったものにも意味があります。
それを理解していないと採用に足る評価を得ることはできません。

Kurin

誰かのサポートがあると近づきやすいのはもちろんですが、自分自身の転職活動です
自分で考え、自分で行動する癖を持つことが何よりも重要なのだと思います。

相手へアドバイスを求める場合には、

自分自身で疑問を明らかにする
↓↓↓
それに対して自分なりに答えを見出す
↓↓↓
それが適切なのかを第三者からアドバイスを貰う

という”まず自分で考えてみる”というアプローチが必要です。

このようなことは当たり前のはずなのに、不安を目の前にして舞い上がってしまっていたように思います。

実例⑤ 2回目の転職エージェント面談

1回目の転職エージェントとの面談からしばらく経ち、2回目の面談を依頼しました。
その時には

  • 事前に作った履歴書・職務経歴書の添削
  • 教師の経験を転換した自己アピールは納得できるか
  • 教師の経験を活かせる業界・職種について自分の考えは正しいか

といったことを事前に伝え、その答えを貰うようにしました。

そうすると面談もスムーズで自分自身の深堀りや行動の指針も見えてきます。
また「これ以外にどんな考えがありますか?」という質問をすることで自分では気付けなかった新たな視点も得られました。

Kurin

2回目の相談は、自席に基づいた行動を取れたからこそ納得のいくものになったのだと思います。

転職サイト&転職エージェントの上手な使い方。
転職エージェント→転職サイト

転職エージェントは求職者と法人の間をキャリアアドバイザーが仲介します。
その一方、転職求人サイトはスカウトや提案はあるものの基本的には求職者ひとりで活動を行うことが前提です。

これら活用にあたって

転職エージェントを活用して方針決定
↓ ↓ ↓
それを転職サイトに反映させていく

という考えが有効です。

転職エージェントとの面談で方針決定

実例⑥ 転職エージェント再面談の詳細

教師の経験を他の業界で生かせるのか?」に対する答えを自分なりに考え始めていました。

営利組織に売り込むわけですから、私自身がその会社内で利益を生むことのできる存在でなければなりません。
また、生み出せる利益を実現可能性があると思ってもらうには私の経験を根拠とするしかないとも考えました。

そんな考えのもと、

自分なり教師としての自分の長所を挙げ、それを見てもらいながら面談を進めてもらおうと考えました。

転職エージェントの活用にあたり、

  • 自己分析をして自分の価値観や経験をまとめること
  • 自分の価値観や経験と親和性のありそうな業界・職種を見出しておくこと
  • それらが妥当か、他に視点はないかエージェントに確認すること

方針を転職求人サイトに反映させる

転職求人サイト利用の手順
  • 方針軸にあっている求人をピックアップ
  • 優先順位をつける

自分自身の転職活動の方針を明確化した後の求人検索ですから、まずは方針軸に合致していると思われる求人を洗いざらいピックアップすることになります。

それらを吟味し、優先順位をつけることで志望順ができあがります。

志望順位を決める項目
  • 業界や職種のやりがいと自分の価値観や教師のやりがいに親和性があるか
  • 職種で求めれられるスキルと教師の経験に親和性があるか
  • 求人の企業の特徴と自分の価値観や教師のやりがい、教師の経験に親和性があるか
  • 待遇面が希望するラインに達しているか

上の3点は自己分析と業界・職種・企業研究を行うことで考える志望動機に関わる部分です。
最後の待遇に関する部分は、生活を維持するための守るべき水準をクリアしているかという求人選別の足切りラインとして機能します。

Kurin

上記のような総合的に判断した際に、どの項目も評価が高いものが志望順位を高く設定すると良いと思います。

転職サイトの活用はシンプルに”求人検索”ですが、雑誌のようにパラパラとめくるだけでは転職活動は前には進みません。
「どういった部分を見ていけばいいのか」という具体的な方法に関してはこちらを参考にしてください。

実例⑦ 実際に使用した転職求人サイト
Kurin

私が登録した転職求人サイトはこちらの2つです。

マイナビ転職
doda

これらを選んだ理由は

求人数と知名度

Kurin

求人数が多く知名度も高い転職求人サイトには信頼の置ける(と思われる)選択肢が多くなります。

転職をしようと考えた際にまず思いつくほどの認知度ということは、利用者数の多さに繋がります。

企業のメリット
より多くの求職者に求人を見てもらい応募してもらうことで、より質の高い求職者を採用することができる

求職者のメリット
多くの企業が求人を出すことにより、豊富な選択肢から応募求人を選び出すことができる

Kurin

もちろん数が多くなるほどに質の差も多くなるという懸念点もありますが、質の高い求人が多くなるのもまた事実です。

求人数が少ないと、選択数が限られてしまい優先順位に並び替えた時の求人感の落差が大きくなってしまいます。

Kurin

そうなると内定を頂いたとしても入社しないという結果になってしまい、転職は実現しなくなってしまいます。
「これしかないから選ばざるを得ない」という状況を避けるためにも選択数の多さは重要ですね。

それ以外にも、

多くの転職を成功させたという実績

は大手ならではの強みであると言えます。

実際に転職活動をサポートしてきたからこそ培われたノウハウ
その際に蓄えられた企業ごとの採用の情報

これらは転職に広く深く関わっていないと持ち得ないものです。

求人情報を見ることは誰でも可能です
これまで入職した方の情報や、過去の質問事例など採用を得るためのプラス情報を得ることができます。

転職サイト&転職エージェントの失敗しない使い方。
全てを鵜呑みにするな!

Kurin

私が入社する会社はマイナビ転職から応募した求人でした。

ただ全てのサポートを鵜呑みにするのではなく、

書類作成や面接指導、方針決定の指針は
転職エージェントにみっちりアドバイスを頂いて
それを転職サイトに反映させていく

ということを念頭に置いて活動しました。

転職サイトも金銭的利益を追求する企業のひとつですから、親身になってサポートしてくれているように思われて実は転職サイトを運営する企業の利益のためのアプローチであったということもよくあります。

Kurin

豊富なノウハウを享受しつつ、利益追求には乗らない絶妙な距離感で利用することが重要です。

そのためには

自分自身の転職の軸をはっきりさせるための自己分析

が重要となり、誰にも惑わされることのない自分で考えた転職軸を確立させていきましょう。

転職エージェントとの2回の相談を通して

お互いに人間であるため合う合わないがある
エージェントにも力量や経験に差がある

ということを身をもって経験しました。

Kurin

相見積もりではないですが、複数のエージェント(担当)に接してみるのがいいですね。

そして学んだことを特定の媒体だけでなく、他の媒体にも広げて転職活動を展開していきましょう。

エージェントの方にはお世話になりますがその方のために転職をするのではありません。
自分自身が今後の人生をよりよくしていくために転職をしていくのですから、恩義に感じつつも可能性を多く見出す努力をしていきましょう。

選考活動の各場面において、自分自身の力で転職活動を進める

”教師のための”転職完全マニュアル

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