求人サイトへの登録
転職エージェントへの登録
ハローワークへの登録
これらを転職活動の最初の行動として取る方が多く、イメージとしては
ハローワーク | 求人サイト | 転職エージェント | |
---|---|---|---|
サポート性 | 〇 | △ | ◎ |
求人の多さ | △ | ◎ | 〇 |
地域密着性 | ◎ | 〇 | △ |
利益追求の有無 | 無 | 有 | 有 |
という感じなのではないでしょうか。
ハローワークは地域密着で転職のサポートをしてくれるイメージですよね!
この記事では
- ハローワークで実際に行ったこと
- 34歳の公立高校教師がハローワークで言われたこと
- ハローワークを利用しないと判断した理由
について解説したいと思います!
最終的にはハローワークを利用しませんでしたが、有益な情報を得ることもできましたし、別の行動を取る決意にもつながりました!
34歳高校教師の転職…。ハローワークの特徴と利用の理由は?
ハローワークは地元地域での就労に特化した公的公的サービス
というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、どのような特徴があるかご存じでしょうか?
- 全国47都道府県にある
- 各都道府県内でも地域別に拠点ハローワークがある
- 求人をWEB上で閲覧することができる
- 地域に根ざした求人が豊富
- 求人は統一されたフォーマットで比較しやすい
- 就職セミナーや資格取得に関する案内も受けられる
- 基本的には平日しか開庁していない
- 公的機関であるため金銭的利益を追求していない
登録をしてしまえばお家でもハローワークの求人を見ることができるって知っていましたか?
大きな特徴としては厚生労働省の政策の1つであるため、金銭的利益の追求がないことです。
これは求人掲載サイトやエージェントの求職者を入職されることで紹介料を得るという考えがないため、求職者にとって不利益になりかねない別の意図が含まれないことになります。
また具体的にハローワークでできることはこちらです。
- 応募書類・面接対策
- 履歴書や職務経歴書などの応募書類の書き方の相談や添削、面接の受け方についての準備や相談
- 就職セミナー
- 就職活動に役立つセミナーを定期的に開催
- 職業相談
- 就職活動やキャリアについてのさまざまな相談が可能
- 職員と一緒に希望の条件に合う求人を探すことも可能
- 職業紹介
- 求人に応募する場合、ハローワークからの「紹介状」を発行
- 求人情報の検索・閲覧
- 職種・勤務地などの希望の条件で、全国の求人情報が検索・閲覧可能
- WEB上での閲覧も可能
- 職業訓練
- 介護、PC、事務、IT・WEBものづくり、サービスなどスキルアップのためのさまざまな職業訓練の相談・申し込み
私は【地域に根ざした求人が豊富】であることに注目し、私が住む地域にはどのような可能性があるのかを知りたいと考えていました。
実際抱える求人数は、私が住む都道府県で比較すると
ハローワーク | 約5500件 | 全国約79万件 |
マイナビ転職 | 約550件 | 全国約2.2千件 |
doda | 約3500件 | 全国約23万件 |
”求人数の多さ=選択肢・可能性の広さ”であり、地方はそれが狭まる傾向が強いため、比較できるものが多いのは魅力です。
また、求人を出す事業所も転職サイトとは異なり、地域に根ざした事業所が多いと思われます。
地方では特に地域で暮らす人達が地域で働く場所を求める、地域の事業所が地域で暮らす人を働き手として求める傾向にあると考えられます。
そうなると地域に根ざした職業案内サービスであるハローワークに求人を出すことを選択することが多くなるのではないでしょうか。
直接対面での相談が可能なことも魅力でした。
【県内に複数のハローワークが所在する】ため、対面で相談できるのも円滑なコミュニケーションが期待できます。
最近はWEB面談もかなり増えてきましたが、コミュニケーションのしやすさは
文字<電話<WEB面談<対面
なのは当たり前の話です。
今後の人生をかけた話になりますので、誤解の生まれづらい面談の方式に魅力を感じます。
転職には大きな不安が付きまといます。
顔を合わせて聞いてもらえる安心感も大事ですよね。
また、すぐに転職をするだけではなく、転職に生かせる資格を取得することに関しても情報を集めたいと思ったのもハローワークを利用した理由の1つです。
34歳高校教師の転職…。私がハローワークで実際に利用したことは?
- 応募書類・面接対策
- 就職セミナー
- 職業相談
- 職業紹介
- 求人情報の検索・閲覧
- 職業訓練
様々なサービスがある中で私が利用したのは
③職業相談
④職業紹介
⑤求人情報の検索・閲覧
⑥職業訓練
に関わるものでした。
【ハローワークの利用】③職業相談 ④職業紹介
ハローワークでは来庁することで職員の方に就職や転職に関する相談を行うことができます。
先述の通り、対面で話ができるということは私にとって魅力でした。
転職活動を始めたばかりの私は
教師が民間企業に転職することは現実的に可能なのか
転職できたとしても待遇面が悪化するのではないか
どんな業界や職種なら転職できるのか
といった不安や疑問を抱えていました。
要は情報がないこと、それを知る術がなかったことに不安を覚えていたということです。
当時の私は転職エージェントとの初回面談を終え、担当してくださった方からの
教師から民間企業へ転職するのはかなり難しい
レアケースである
という情報しか持っていませんでした。
それが事実であるのかを調べてみようにもWEB検索やSNSの情報ぐらいしか情報を仕入れる術がなく意見も両極端なものでした。
そのため
実績があり信頼性が高い機関
からの情報を得たいと思い、公的機関であるハローワークを利用することにしました。
- 教師から一般企業へ転職をすることへのハードル
- 教師から転職可能な業界・職種
- 30代中盤での転職の難しさ
こちらは転職エージェントに相談したものと同様です。
その回答は転職エージェントからの返答とほぼ変わらずでした。
さらにハローワークの方は
ハローワークを通じて教師から民間企業へ転職した人はほとんどいない
数少ない該当者についても個人情報保護の観点から詳細は伝えられない
とのことでした。
今になって思うと担当してくださった方は調べてくれもせず、ただその場で受け答えをされただけだったのでその方がただ知らなかっただけなのではないかという可能性もあると思います。
その対応はそれで問題なようにも思いますが、結果としては過去の事例から転職の可能性を探ることはできませんでした。
ハローワークでの職業相談では転職を前向きに進める情報を得ることができませんでした。
当時はハローワークは自分には合わない、程度にしか考えていませんでしたが、今振り返ってみると、このような結果になったのは私自身の姿勢も大きく影響しているのではないかと考えています。
- 教師から一般企業へ転職をすることへのハードル
- 教師から転職可能な業界・職種
- 30代中盤での転職の難しさ
これらが私が解消したかった疑問ですが、それに対する答えを考えてみましょう。
- 教師から民間企業へ転職をすることへのハードル→高い。
- 教師から転職可能な業界・職種→全て可能といえば可能。人による。
- 30代中盤での転職の難しさ→高い。
全ての質問が程度を答えるだけであったり、答えに窮してしまうようなものになっていました。
これは私にも問題がありますよね。
聞きたいことの解像度を上げること
これが私に欠けていたのではないかと思います。
- 教師から民間企業への転職で躓きやすい点はどこか?
- 教師の経験を民間企業でアピールする時にどういうことに注意すべきか?
- 教師の業務と似ている点がありそうな業界や職種はどんなものがありそうか?
- 30代中盤での転職の難しさの原因はどこにあるか?
といったように回答に具体性を求める質問をすべきでした。
そしてさらに加えるのであれば
- 教師から民間企業への転職で躓きやすいのは、教師の経験をアピールに繋げるところだと思うが、どうだろうか?
- 教師からの経験を民間企業でアピールするときには、共通項を一般化することを注意するべきだと思うが、どうだろうか?
- 教師の業務と似ている点がありそうな業界や職種は人材業界・転職エージェントだと思うがどうだろうか?
- 30代中盤での転職の難しさは、育成ではなく戦力として見られ、管理の視点も有していることが求められているからだと思うが、どうだろうか?
といったように、自分なりの考えを含めてみると良いでしょう。
担当者としても問われていることに対してYES/NOで答えられ、さらに補足として「それ以外にも…」と話を付け加えやすい形式になっているからですね。
しかし、当時の私にどうしてそれができなかったかというと、
自走感
自責感
が足りなかったのだと思います。
教師から民間企業へ転職したいと考えているのは私です。
担当してくださった方では無いし、誰にお願いされたわけでもありません。
転職活動の当事者意識の薄かった私が、初回相談でうまくいかなかったのも当然の結果だったというわけです。
転職活動を始めたばかりの方は特に、陥りやすい課題だと思います。
【⑤求人情報の検索・閲覧】
教師はどうしてハローワークを利用しないのか?
情報の正確性に課題はあるものの、教師から民間企業への転職をサポートした実績がハローワークにはほとんどないようでした。
教師がハローワークを利用して転職しない原因を考えてみると、
求人の内容
が大きいと思われます。
はじめに教師の待遇は一般的にどれくらいの水準にあるのかを確認してみると、
初任給平均 | 月給約20万円 |
小中学校平均年収 | 約739万円 |
高等学校平均年収 | 約677万円 |
民間企業平均年収 | 約461万円 |
国税庁『平均給与』
となり、このように平均年収を比較してみると、教師の平均年収は民間企業の平均年収と200万円以上も差があることがわかります。
ハローワークでは事業所でも求人を確認することができますが、インターネットでも同様の求人を閲覧することができます。
マイページ登録を行い、実際に求人を検索してみたところ、その構造は企業の転職サイトと変わりはなく、
通勤可能地域の求人
未経験歓迎
ぐらいで業界や職種は絞らず大きく探してみることにしました。
そこでわかってきたのは、
基本給が20万円を切るものが多い
年間休日120日未満の求人が多い
ということでした。
先程の平均給与の違いを見ても公務員と民間企業差は大きいのは明らかでしたが、地方では特にその差が顕著に現れてしまいました。
私の住む県が給与の全国平均よりも100万円近く低い年収であるということも理由の1つかもしれません。
100万円の年収差とは毎月に直すと約8万円の差がありますからね。
当時34歳であった私は32万円ほどの基本給と各種手当てがあり
最終的に37万円ほど
になるのですが、関心のあった求人で最も給与が多かったのが30万円前半、次に24万円という感じでした。
そこに手当てがつくといっても現在の給与には遠く及ばないため、家計が苦しくなるのは目に見えています。
また私が転職を決意したのは、教師の土日祝日勤務の多さも大きく影響していますので
休日の形態や日数
も重要な点でした。
結果的に私は転職サイトを利用して土日祝日が完全に休みの企業へ転職が決まったのですが
ハローワークにはそういった求人があっても、別の部分で懸念点があるものが多い
そのため
求人は多いものの、私にとって応募をしたいと思う企業はない
という結論に至りました。
一方、企業が運営している転職サイトは
全国すべての地域を対象としている
ほとんどの業界・職種を網羅している
逆に業界・職種に特化したサービスがある
といった良さがあり、非常に利用しやすいものですが、
地域、特に地方に特化した転職サイト
はほとんどなく、有力なものを挙げることができません。
そのため地域に根ざした求人紹介サービスとしてハローワークが役立っているのは間違いありません。
居住地域の情報を仕入れる意味
企業の転職サイトで活動を進めるべきかを図る意味
でハローワークを比較対象として使ってみるという考えもいいのではないでしょうか。
【ハローワークの利用】⑥職業訓練校の資料請求
ハローワークの役割は求人斡旋だけではなく、就労可能なスキルを身につけるための職業訓練校の案内もしてもらえます。
・ビジネススキル
・IT
・建築
・医療福祉
・美容
など様々な専門知識を基本的に無料で学ぶことができます。
職業訓練校を選ぶということは、退職後に一定期間資格取得のために学校に通うということを指します。
手に職を持つためのスキルを身につけるというのは悪い視点ではありませんよね。
しかし、職業訓練校を利用するということは
一定期間の実質無職の期間ができる
ということです。
そのため
資格を取得して本気でその職に従事することへの覚悟
と
無職期間への許容範囲
が非常に重要になります。
可能かどうかを探るために、もともと自動車が好きな私は整備士の資格について調べました。
整備士の場合は等級によってできることや取得のための学習年数、実務年数が異なります。
調べてみると、一端の整備士として働くためには2年はかかるということで断念しました。
さすがにその期間給与面で家庭を支えることができないのは厳しいという判断でした。
職業訓練校は選択はしませんでしたが、教師も資格が必要な専門職ですからm大学では必要なカリキュラムを履修し、免許を取得しました。
そのおかげで教育業界で生きていくならば、今の自治体でなくても全国どこでも働くことができます。
資格を取得することには、その業界内での働き口を確保することができるメリットがあるので、特定の業界を目指したいという思いが強い方には非常に有益な機関ですね。
【さいごに】ハローワークを利用することには意味がある
地方の就労の要であるハローワークを利用しましたが、結果としては転職を前向きに捉えられる情報を得ることができませんでした。
しかしながら
地方である居住地域では転職をしても、待遇面で納得のいくものにならない
ということが分かり、そこから
転職をするならば、都市へ出る必要があるのではないか
と考えるに足る根拠を得ることができました。
もともと肌感覚としてハローワークから転職をするという線は薄いとは思っていましたが、実際に利用してみることでその思いが確たるものとなり自信を持って次の行動を取ることができるようになりました。
何事も自分の目で見て確かめて、経験として判断することが大切ですね。
ということでその後の転職活動は再び転職サイトや転職エージェントを利用することになります。
その時の振り返り記事はこちらですので、参考にしていただけると嬉しいです。
この記事をお読みくださっている方々は
教師からの転職を考えている
30代中盤での転職を考えている
という方が多いと思います。
不安の多い活動の中ですが、これまで必死に勤めた教師経験は転職活動に大きく生かすことのできる魅力が詰まっています。
このブログでは教師から民間企業への転職を目指している方のための特化ブログとして、
”教師のための”選考をクリアしていくためのポイントまとめた記事
も扱っています。
私の記事が少しでも、当時の私と同じような不安を抱えた方の力になれることを願っております。
応援しています。
コメント
コメント一覧 (8件)
[…] あわせて読みたい 【教師】〜ハローワーク利用編〜 30代中盤が未経験業界への内定をGETした転職活動についてお話しします… 【この記事を読んで分かること】 ・ハローワークの特 […]
[…] あわせて読みたい 【教師】〜ハローワーク利用編〜 30代中盤が未経験業界への内定をGETした転職活動についてお話しします… 【この記事を読んで分かること】 ・ハローワークの特 […]
[…] あわせて読みたい 【教師】〜ハローワーク利用編〜 30代中盤が未経験業界への内定をGETした転職活動についてお話しします… 【この記事を読んで分かること】 ・ハローワークの特 […]
[…] あわせて読みたい 【教師】〜ハローワーク利用編〜 30代中盤が未経験業界への内定をGETした転職活動についてお話しします… 【この記事を読んで分かること】 ・ハローワークの特 […]
[…] あわせて読みたい 【教師】〜ハローワーク利用編〜 30代中盤が未経験業界への内定をGETした転職活動についてお話しします… 【この記事を読んで分かること】 ・ハローワークの特 […]
[…] […]
[…] […]
[…] 【教師】〜ハローワーク利用編〜 30代中盤が未経験業界への内定をGETした転職活動についてお話しします【転職】 […]