緊張感のある面接も終盤に差し掛かり、
ここまでは何とかうまく話せてきているぞ…!
と思っている中で最後に待ち受ける質問…。
ではKurinさんから何か聞きたいことはありませんか?
でた…!逆質問…!
この逆質問をされて
聞いても聞かなくてもいい質問をしてしまった
変な質問をして面接担当者から変な顔をされてしまった
こんな経験はありませんか?
そもそも何を聞いたらいいかわからない…。
質問を用意するのに目安はあるの…?
と、こういった逆質問への対策に不安がある方もいると思います。
そこで今回は、【その他の質問】への対策として
- 求人応募者からの逆質問
- 仕事をする上で大切にしていることは?
の2つの質問に関する解説をしたいと思います!
【転職面接対策】案外悩む…。逆質問などへの対策を解説!
【その他の質問】求人応募者からの逆質問
〇〇さんから聞いておきたいことや確認しておきたいことはありませんか?
といういわゆる”逆質問”は頻出でありながら、返答に困るものの代表格ですよね。
この質問への対応のポイントは
回答は面接の段階によって内容を変える必要がある
ということで、もう少し説明をすると、
面接をしてくれている人がどの立場か
ということがその内容を考える大きなヒントになるということです。
その時の面接担当者が現場レベルの方であるのに、
御社の今後の業務展開について教えてください。
と経営に関する質問をする、逆に管理職レベルの面接担当者に
1日の業務の流れを教えてください。
どういったツールを使っていますか?
といった現場レベルの質問をするという状況になってしまうと、噛み合ったやり取りをすることができません。
そのため相手の立場に合わせた質問を用意するということが必要です。
それを考える際には
どの段階で誰が面接をするのか
を把握しておく必要があります。
初回の面接:現場の役職者、人事関連の役職者
最終面接:社長や役員
参考:BIZREACH
面接の機会は初回と最終の2回だけとは限らず、会社によっては二次、三次と段階を踏んで行われますが、傾向としては回数を重ねるごとに現場レベルを離れていきます。
【求人応募者からの逆質問】現場や人事関連の役職者への質問
- 求人では把握できなかった業務に関する質問
- 求人業務に従事している人に関する質問
- スキルアップに関する質問
”現場の役職者”というと想像がしづらいかもしれませんが、簡単に言うと自分の上司になるかもしれない人です。
そのため求人業務に従事する方を管理し、その業務に関しても精通してる場合が多いはずです。
人事関連の役職者も採用の窓口になるため、求人業務はある程度把握しているでしょうし、求職者の入職後の動きにも詳しいはずです。
そのためこういった立場の方に対しては、業務に関わることや、スキルアップに関わることを聞くとスムーズ答えてくれると思います。
注意点としては調べて分かることは聞かない、ということです。
例えば求人を見た時に、職務内容は書かれているものの、入職後の1日の流れが書かれていなかったならば、その場合は1日の流れを聞くことができます。
また1日の流れが書かれているのであれば、その中の特定の業務に対して”〇〇という業務はどのような流れになるのか”という質問をすることができます。
具体的な質問の準備としては
求人を読みながら実際の動きを想像し、イメージできなかったところを確認する
というスタンスで考えることができますね。
また転職をする者にとって、
入職後に業務に対応していくことができるのか
という不安は必ずつきまといます。
それを解決するために研修の制度や育成に関わる質問をするのも筋が通ります。
私も実際に、同じ業務に従事する同僚との交流の機会や研鑽の機会は取れるか?といった質問をしたことがあり、きちんと回答して頂いた覚えがあります。
また、業務に携わるスキルに関する質問の1つとして、
求人業務に従事する方はどのような方が多いか
求人業務にはどのようなスキルや適正が求められるか
といった質問をするのもいいと思います。
この質問の利点は求める人物像を提示してくれるため、その回答の後に提示されたスキルを有していることを添えることができる点です。
そういうアプローチもできますが、自己アピールの場ではないので話しすぎに注意が必要ですね。
【求人応募者からの逆質問】社長や役員等への質問
- 企業方針に関わる質問
選考が進むと面接担当になることが多い企業の運営層の方々。
そういった方は求人業務に従事していない、従事していたとしても現場を離れて久しいため、先程のような現場レベルの質問は的外れになってしまいます。
そのため、その方々が従事している”運営=企業としての取り組みやビジョン”に関わる質問をすべきです。
そこで下調べとして、
業界に関わる一般的なニュースを見ること
企業HPにある事業に関わるニュースを見ること
をおすすめします。
どのような業界も社会情勢や技術の進歩に伴って変化し続けています。
その変化を経営層としてどのように捉えているのか
という形で質問をすると、回答もしやすいと思います。
この質問は雑な言い方をすると
〇〇業界は将来どうなっていくと思いますか?
御社は将来どうなっていくと思いますか?
といったものと同種のものです。
この場合は、その質問に対して面接をしてくださる方が
最近では〇〇という変化が起きている→それに対して…
と説明の手間を要することになります。
この手間は面接官にとっては負担でしかなく、また質問が漠然としていて答えづらさも感じます。
それだと評価が良くなることは決してありませんので、こちらから回答幅を狭めた質問を投げかけるのも一種のマナーかもしれませんね。
また、この質問をする際に
企業理念や同業他社との差異を質問する
という方も多いかと思います。
例を挙げると”企業理念を掲げる背景を教えて下さい”や”同業他社と比べて優れていると考える部分を教えて下さい”といったものです。
こういった質問も悪くはないのでしょうが、私は控えたほうが良いと考えます。
なぜなら”基本的には調べれば分かるから”です。
企業のHPを見れば必ず企業理念は載っていますし、商材の特徴も読み取ることができます。
それをただ
教えてください
と投げ込むだけでは、準備が足りないと私は思います。
【求人応募者からの逆質問】質問力を鍛えよう!
先ほど”質問の仕方によっては相手に負担を強いてしまう”という話をしました。
これは非常に重要な観点だと私は思います。
前提として、面接での評価は印象が大きく左右します。
各質問の回答に関して
良い印象→高評価
イマイチな印象→低評価
となるのは当然のことです。
印象を左右するものには清潔感や受け答えの様子もありますが、大部分を占めるのが回答の内容です。
この項目では
質問の内容=質問の仕方
が大きく影響を与えることになります。
質問を考える際には
どう思いますか?
という質問はできるだけ控えるべきだと考えます。
いわゆる”オープンな質問”は議論を深める場合や会話を広げていく際には有効な方法ですが、時間の限られる場や面接のような評価に関わる場では適していません。
そのため、明確な答えや、相手の意思をはっきりと知ることができる”クローズドな質問”に近づけるべきだと思います。
細かい言い回しですが、”するべき”ではなく”近づけるべき”としたのは、クローズドな質問は
YES / NO
A or B or C
といったかなり限定した回答を求めることになるので、これを徹底してしまうと、
〇〇という技術が取り入れられ始めましたが、御社も対策を講じますか?
はい / いいえ
となってしまい経営層の意見を知ることができません。
そのため
クローズド寄りのオープンな質問
となるように質問を準備します。
考え方としては
- ニュースなどを利用して分野を限定する
- 自分の考えを挙げる
- 最終的には”どう考えるか”で終わることになってもOK
例えば
求人業務に関してもAIを導入し始めた同業他社が現れ始めた
それに対して業務の効率化が図られていることは分かるが、「ニュアンスの温度感」は人にしか出せないものであり、全てがAIに取って代わられるものではないと考える。
AI導入やそれに伴う業務の変化に対して、御社はどう考えているか(AIを取り入れるか)
という形で質問するのはどうでしょうか。
このアプローチは経営層だけに限らず、現場や人事関連の役職者に対する質問でも取り入れることができます。
特に自分の考えを提示し、それに対して(またはそれ以外への)考えを聞くという構成は非常に有効であると考えます。
質問をする場面と言うと、回答を相手に委ねるイメージがあるかもしれません。
しかし、これも面接の1つです。
どんな質問も自分から向かっていく姿勢で臨んでいきましょう。
【その他の質問】仕事をする上で大切にしていること
この質問も何でも答えられそうですが、
仕事をする上で=求人業務に従事する上で
と言い換えるようにしましょう。
この質問は”現在仕事をする上で”大切にしていることを問う質問ですが、その質問の奥には、
求職者の仕事に対する姿勢や価値観が応募企業や応募求人に合致しているか
を測る視点が込められています。
そのため教師の業務と応募企業・求人のどちらでも大切にすべきことを挙げる必要があります。
ただ質問の建付けは現職をベースにしているので、ここで挙げる内容は
- 教師の業務でも意識して行ってきたと言えること
- それを念頭に置いて業務に従事した具体的なエピソードを添えられること
この2つの条件にあったものを選ぶと良いでしょう。そして、
大切にしてきたこと(ひとこと)
↓↓↓
そう考える理由
↓↓↓
教師の業務
↓↓↓
応募求人の業務
上記の流れで構成すると伝わりやすいと思います。
回答を考えるアプローチに目を向けてみると、先程から”ベースは教師の業務である”とは言っていますが、大事なのは”応募企業や応募求人での業務に従事する上で大切にすべきこと”なので、まずそちらを考えたほうが良いかもしれませんね。
【転職面接対策】逆質問で好印象を与えることも可能です!
逆質問はなんとか切り抜けれられればいいや、とかこれで面接が終わってくれる…といった印書を持ち、あまり力を入れられないかもしれません。
また準備する内容も他の求職者と大差のないものになてしまいがちです。
ただそういった場合には今回開設したような方法で準備をすることで他の方とはことなる印象を与えることもできます。
それは他の方がしっかり練ってくる質問への回答と比べて簡単に評価を挙げられるともいえるかもしれません。
確かに逆質問をもって面接を終了する場合も多く、気を抜いてしまいそうになりますが、最後まできちんと対処して抜かりの内容にしましょう。
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