この記事を読んで分かること
- 転職活動を始める前にしてはいけないことが分かる
- 応募書類を作成する時にしてはいけないことが分かる
- 求人に応募する時にしてはいけないことが分かる
- 情報を収集する時にしてはいけないことが分かる
Kurin(くりん)です。
私は大学を卒業後、公立高校にて12年間国語教師として勤務しました。
そして2023年の7月に転職を思い立ち、2ヶ月の休止期間を挟んで12月に内定をGET。
そして2024年4月より人材紹介会社でキャリアアドバイザーとして会社員生活を送っています。
周囲には転職を経験したという人がほとんどおらず、教師から民間企業へ転職したなんていう人は全くいませんでした。
私の転職活動は孤独でした。
そのため参考にできる人が全くおらず、心細い思いをしたのを強く覚えています。
世間には私と同じように孤独な戦いを強いられている教師の方々も多くいるのではないかと考え立ち上げたのがこのブログです。
今回の記事では私の転職活動を振り返り、
つまづいたこと
遠回りしたこと
つらい思いをしたこと
迷惑をかけたこと
といった、転職活動のうまくいかなかった部分について触れていきたいと思います。
転職活動はうまくいくことばかりではありません。
困難と出会う覚悟持つためにこの記事を書きました。
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけない8個のことは?
- 転職活動事前準備編
- パソコンを用意せずに転職に挑むな!
- 自己分析をする前に求人を見るな!
- 応募書類作成編
- 完璧を目指すな!
- 使いまわしてすな!
- 求人応募編
- 闇雲に応募するな!
- 妥協したくない条件を見逃すな!
- 情報収集編
- 1人の意見を鵜呑みにするな!
- 根拠のない情報に踊らされるな!
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
効率最悪、応募もできない…。パソコンを用意せずに転職に挑むな!
転職サイトやエージェントに登録
アプリをダウンロードして…。
転職活動はスマートフォンだけでは乗り切ることはできません。
求人を見たり応募だけをするのであればそれは可能かもしれませんし、またカメラ機能もあるためWEB面接も対応できるかもしれません。
しかし選考の中心となる
自己分析
応募書類作成
面接対策
といったものを行っていくためにはパソコンは欠かせません。
スマホでは圧倒的な情報量を整理できないからね。
まず自己分析や面接対策
これはノートなどを利用して手書きで進めていくこともできます。
レイアウトの自由度が高いことによって柔軟な発想で自分自身を見つめ直すことができるためです。
しかしアイデア出しはできるものの、情報をまとめる、整理するという意味ではパソコンに勝るものはありません。
自己分析をした上で自己アピールや志望理由を作ったりすることになります。その時に活用できる状態にしておかなければなりません。
すぐに見やすい状態で引っ張り出せることも大事だよね。
次に応募書類作成。
履歴書
職務経歴書
が転職活動の場では求められることがほとんどです。
履歴書は左側に求職者の基本情報と学歴・職歴、右側に保有資格と志望動機や自己アピール、そして希望欄があります。
そのフォーマットはほぼ変わりがありません。
一方、職務経歴書はその構成や配置の自由度はやや高めですが、こうある方が良いというテンプレートはあります。
これらはある程度形式が決まっているということもありますし、提出を求められるものでもあります。
そのためきれいに整えられた状態でアウトプットすることができなければなりません。
最近ではWEB上での応募が多くなってきたので、紙媒体ではなくPDF化されたものの提出が求められます。
そういった作業はスマホだけでは対応できない部分も多いためパソコンが必須となりますね。
となるときちんと使用できるパソコンを用意しなければなりません。
その瞬間にパソコンが使えないことに気づいても後の祭りになってしまうので、早めに準備しておきましょう。
求人は水物。その瞬間を逃すと縁を逃すことになりかねません。
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
時間の空費でしかない…。自己分析をする前に求人を見るな!
転職活動と聞くとはじめに行うものは何でしょうか?
応募できる求人を見る!
と答える方も多いかと思います。
しかし、この選択は間違いです。
なぜならただ闇雲に求人を見たところで、応募するかしないかを決めることができないからです。
では、何を基準に応募するかどうかを決めるのでしょうか?
自分自身の価値観や経験に合っているか
これが重要です。
転職活動は企業だけに目をむけるのでは全く進みません。
なぜならば求人を出している企業は本当に山ほどあって、それらの中から自分自身に合った企業を選別する必要があるからです。
選別するのには企業だけでなく、自分自身に目を向けなければなりません。
自分がその仕事をやりたいと思うのか
自分がその仕事を行うことができるのか
企業からできる人だと評価してもらえるのか
そういったことは自分自身の経験から出ないと判断できません。
そのため求人を見るよりもまず行うべきことは
自己分析
です。
そうしないとただ求人を眺めるだけで、何も前進しなかったという時間の空費だけになってしまいます。
闇雲に見て気になる求人が合ったのなら、なぜそれが気になったのかを考えるという方法がなくもないですけどね。
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
それ以上何をするの?応募書類、完璧は目指すな!
実際に応募する業界や職種が決まり、求人を見始め応募する企業を決めた。
その後にするのがこちら。
履歴書・職務経歴書の作成
いよいよ選考の段階に足を踏み入れ、気合が入ってきますね。
教師はただでさえ、民間企業への週浴はハードルが高い。
そのことを理解しているがゆえに追うお書類の作成にも気合が入ってしまいます。
このときの落とし穴が完璧を目指してしまうことなのです。
履歴書や職務経歴書のクオリティを上げていくことは決して悪いことではありません。
内容の選別はもちろん、教師の経験をうまくアピールするための言い換え方にも工夫が必要です。
それはそのとおりですが、ある一定のラインを超えるとそれにかける時間と質の向上が比例しなくなっていきます。
最終的には言葉選びだけ、その内容が洗練されていくことはありません。
様式美だけにこだわって時間を割くのは非常にもったいない行為です。
でもどこまでやればいいのかわからないですよね。
どこがやめ時なんだろう…。
そういうときは私を頼ってください!
転職エージェントとのうまい付き合い方は、
自分の考えが妥当かどうかを判断してもらう
自分にはなかった新たな視点を授けてもらう
というものだと思います。
履歴性や職務経歴書の作成では”うまく伝わっているかどうか”、”他にいいアピールはないか”といったことを見てもらい、問題がなければ次の段階に進みましょう。
転職エージェントをうまく利用して、自分自身の方向性を確かめていきましょう!
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
家族を苦しめた過ち…。闇雲に求人に応募するな!
私が転職活動を本格化した際に陥ったのがこれです。
今でも後悔していますし、家族にも迷惑をかけました。
当時の私は履歴書と職務経歴書を作成し、それを使って求人に応募する段階でした。
お世話になったエージェントには
”常時とりあえず3社ぐらい応募していきましょうか”
といったようなアドバイスを頂いていたように思います。
これはエージェントとして求人への応募数がノルマとして有ったのかもしれませんね。
私自身があちら側に立ったからこそ見えてくるものもあります。
常時3社くらい応募中というのはそう簡単に維持できるものではありません。
選考結果がでるタイミングは一定ではありませんし、選考が進んだりしていくと日程が間延びしてしまって、応募数は少ないのに日にちだけが進んでしまったということになりかねません。
そのため、ただ時間だけを空費しているような感じがしてどんどん求人に応募していきました。
書類選考は教師から民間企業への転職を目指すときの大きな壁となります。
自分では教師の経験を一般化し、
求人の業務に繋げられるアピールへと消化することができた!
と思っても、教師というだけで、未経験と言うだけで不採用となることも多くあります。
うまく選考を進めていくことができない焦りから、とにかく内定というものを得たいと考えるようになり、どんどん応募数が増えていきました。
またお祈りメールでした…。
落ち込んでるけれど、その会社採用だったら行くの?
うーん…。多分行かないかな。
こんな会話も増え、妻にとっては凄くストレスだったそうです。
この家にいたら息が詰まる。
あなたと居るとしんどい。
といって、数日間妻が家を出ていってしまったこともありました。
自分の人生を良くしていくための転職活動だったのに、自分の行動で家族を苦しめてしまいました。
これが私の転機になり、勝手ながら応募していた多くの企業の選考を辞退しました。
そして残った2社で採用がなければ転職は諦めることにしました。
そのうちの1社から内定をいただき、今会社員として働いています。
転職活動は自分ひとりで行っているものではありません。
活動自体も、転職後も家族の理解が合ってこそ進んでいけるものです。
そのことを忘れず独りよがりな転職活動にならないようにしてください。
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
入社後の後悔が大きくなる…。妥協したくない条件は妥協するな!
先程の私の過ちは自分にとっての転職軸がぶれてしまったことによるものでした。
転職によって実現したいことよりも、内定を得ることが目的になってしまいました。
転職活動は内定を得て終わりではありません。
その後の人生が転職前よりも良いものになっていないと失敗です。
何を手放しても良くて、何を手に入れたいのかを明確にしてそれに沿った選択ができているかを常に確認していきましょう。
特に、応募する求人を選別する段階に注意すべきことがあります。
業界と職種が合っているからという理由で応募しない
大枠が合っているから、という理由で応募をしても結局は内定が出ても行かないことが多いです。
また入職しても思ったものと違ったというギャップが大きく苦しい思いをするだけです。
求人情報を見て譲れない条件が望む形で掲載されているかどうかをしっかり確認しましょう!
達成できないような書き方であれば応募をしない!
書かれていないのであれば、応募はしても良いかもしれませんが確認は必要ですね。
何を転職軸とするのか、これは自己分析ができていないと明確にすることはできません。
迷ったり、不安になったりしたときの道標になってくれるのも自己分析ですね。
私の場合、妥協しなければよかったと思うのは”リモートワーク”です。
今の職場は概ね私の転職軸に合っています。
ただ教師時代に家族との時間を取れなかったことを後悔している私にとって、
仕事をしながらでも家族の側にいることができる環境を作る
というのは重要なポイントのひとつでした。
面接を進めていく中でリモートワークについて質問をした際には、
いわゆる濃厚接触のときや、どうしても出社できない時ぐらいかな。
基本的には出社してもらっています。
という話で、
積極的に取り入れているのではないのか…。
それ以外に不満はないのになぁ…。
と思ったのを覚えています。
ただこれまでの土日祝は部活動があり休みの日に時間を作れないというのは解消できるので、
平日は仕事に集中して、休みの日に家族と過ごせばいいか。
と考え、入社を決めました。
これに関しては妻も納得してくれています。
しかし、やはり仕事を始めてみるとこれまでの生活リズムと異なるため、平日に妻と一緒に晩ごはんを食べたりすることができない日が出てきてしまいます。
土日の時間を手に入れるために平日の時間を手放してしまった
という形になってしまい、それだけが気がかりです。
リモートワークであれば業務中で一緒に御飯は食べられないまでも側で存在を感じ合えるので、それができるようになってくれたらな、と思っています。
業務自体はパソコンと社用携帯で基本的には完結するので、いつかそれが取り入れられることを期待します。
新しいことを積極的に取り入れる会社なのでそういった変化が来てくれたら嬉しいです。
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
書類選考通過率を下げる…。応募書類を使い回すな!
闇雲に応募をしてしまった弊害がここにもあります。
短い期間で多くの企業に応募したため、企業ひとつひとつをしっかりと研究できないことから応募書類がその会社にコミットできていなかったということです。
業界や職種に関する志望動機やアピールだけになってしまい、その企業に関する記述を省いてしまっていました。
当時私が作った応募書類は業界内のどの企業に応募しても違和感のない汎用的なものでした。
”使いまわしやすい”という利点はありますが、それはメリットにはなりません。
なにこれ内容が薄い。
という感想しか抱かれないからですね。
効率の良さは求職者側にしかメリットはありませんし、それも”楽をしたい”というだけのものです。
通過率を上げたいのであれば、その企業に関する記述を入れなければなりません。
それを怠ることが書類選考の通過率を避けていたのだと思います。
応募書類の段階でしっかり準備することには通過率を上げる以外にもメリットがあります。
辞退の可能性が減る
面接対策ができる
企業への理解が深まるため応募後のミスマッチが減り、書類選考通過後の準備も並行して行えるということですね。
何より、丁寧に見ていくことによって闇雲な応募を抑制できるのも利点かもしれません。
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
エージェントは味方ではない…。1人の意見を鵜呑みにするな!
転職活動は家族も含めた戦いですが、ある意味で孤独な戦いとも言えます。
活動に関わる内容自体は自分自身でしか行うことができないからです。
応募書類や面接対策、企業の選定などを家族総出で行う…というのはほぼ無いですよね。
そのため自分の考えや準備したものが正しいのかどうか不安になることも多く、誰かにアドバイスを求めたくなります。
書類は完璧を求めてはいけない、という項目ではそのサポート役としてエージェントを利用しようと話しましたが、ここにも注意点があります。
1人の意見だけを盲信しないこと
転職エージェントのキャリアアドバイザーも慈善事業ではなく、営利企業ですから求職者の転職を実現させることで収益を得ています。
そのためアドバイスの中には求職者のためを思って言ってくれたのではないものもあります。
【採用されやすい】に繋がるアドバイス
・応募する業界・職種の提案
・応募する求人の提案
・年収や業界の動向の相場感
・”一般的には”が枕詞になるアドバイス
先述の通り、転職エージェントは求職者を入職させることで利益を得ています。
そのためアドバイスの中に採用されやすい業界や企業への誘導が含まれていることがあります。
それを鵜呑みにしすぎると、自分の転職軸に合わない企業へ応募してしまったということになりかねません。
その一方で、採用を勝ち取るためのアドバイスには全幅の信頼を寄せてもいいと思います。
なぜなら採用してもらわないと企業にとっての利益が発生しないからです。
なので選考に関わるアドバイスは信じても大丈夫です!
その前提で、1人のアドバイザーだけを信じすぎるのも注意が必要です。
なぜならその人の力量や個人の考えが反映されすぎるからです。
書類選考や面接において重要なのは
”妥当性”
です。
誰がどう見ても”そうだよね”と思ってもらえるものが評価が高くなりやすいです。
そういったものは質が高いだけでなく、理解もしてもらいやすいので一人だけではなく複数の目に触れさせることでクオリティを上げることができます。
またこれまで持っていなかった新たな視点を得やすくもなるのも利点ですね。
全てを鵜呑みにしてしまって、ゴチャついてしまわないようにしましょう。
最終的な決定権はあなたにあります!
転職失敗や後悔を避けるために、やってはいけないこと。
根拠のない情報に踊らされるな!
今◯◯の業界が熱い!
〇〇と言えば採用率が上がるのは間違いなし!
転職活動についてネットで調べると様々な情報で溢れ、有益なものとそうでないものの2極化が激しいです。
特にSNSを見ると眉唾なものも多くあります。
そういったものから自分にとって使えるものを選り分けることが大切です。
その際のポイントは
根拠の有無
再現性
だと思います。
なぜそう言えるのか
自分にも起こり得ることなのか
この2つの視点で見極めましょう。
情報の根拠や背景に納得ができ、それが自分自身にも反映できそうであれば取り入れる価値はあります。
そうでないならば鵜呑みにしないほうがいいですね。
人から得る情報も、ネットから得る情報も全てを信じるのではなく自分自身で咀嚼して吟味することが大事ですね!
私のブログも信頼に足る情報を発信できる様に頑張ります!
さいごに。自分の意志で後悔しない転職活動にしていきましょう!
転職活動には準備、応募、選考といったいくつかの段階があります。
それぞれの段階で、それぞれの注意すべきことがあり気が抜けません。
期間も数日で終わることはなく、数ヶ月単位の長期戦で体力的にも精神的にも辛いものです。
現職と並行しながら活動するのは更に大変です…。
その中でひとつのつまずきが綻びを生み、うまく活動が進まないということも多くあります。
この記事によってそういった方が少しでも減ることを願っています。
当ブログでは、
教師から民間企業への転職を考える方
に向けた情報を多く発信しています。
教師の経験を例として扱った転職マニュアル
元教師が民間企業で実際に働くリアルな声
を発信していますので良ければそちらも御覧ください!
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