2024年3月に高等学校の高校教師を辞め、4月から人材業界にてキャリアドバイザーとして勤務しています。
私が勤める会社はいわゆる両面型、求職者への対応とともに法人への折衝も行います。
そのためBtoC・BtoBの両方の経験を積めいてます。
今回はキャリアアドバイザーとして半年の勤務になる中で、営業として働いていく中で
教師の強み
教師の弱点
について明確なものが見えてきましたので、それについて書いていきたいと思います。
教師の強みは〇〇力!教師の弱点は〇〇力…。
営業として働いて分かったこと。
結論から言うと
教師の強み=傾聴力
教師の弱み=交渉力
であることが日々の業務から見えてきました。
教師の強みは傾聴力!寄り添いながら本質に迫るヒアリングに長けている!
毎日求職者の方々と接する中でこういってもらえることが増えてきました。
Kurinさんは丁寧に話を聞いてくれる。
Kurinさんんは話しやすい。
ついつい話過ぎてしまってごめんなさい!
決して多くはないものの、着実に法人との縁を結んでいくことができていますし、最終的に転職が実現しなかったとしても最後には感謝の言葉を述べてもらえることが多くなりました。
時期が先のため、いったん活動を辞めて時期が近づいてきたら再開すると決めた方には
他の方ではなく、もう一度Kurinさんに担当してもらいたい。
という言葉も貰えたのはとても嬉しかったです。
こういった言葉を頂けたのは教師の経験が背景にあると私は確認してます。
生徒たちとの関わり
保護者対応
教師の仕事にはヒアリングに該当するものが多くあります。
そしてそれは楽しいものばかりではなく、悩みや課題を抱えたものの方が明らかに多いです。
例えば生徒との関わりの中で時間をかけて話を聞く内容は
生徒同士の人間関係
クラブの悩み
勉強の悩み
進路の悩み
家庭の悩み
など様々です。
また家庭への連絡をするのは、何か問題がある場合ばかりですし、保護者の方々は私よりも年齢が上の方ばかりです。
年齢が下の子どもたちだけでなく、年上の方に難しい話を伝える経験ができました。
担任をすると40人もの生徒たちとの関わりになるため一人ひとりにかけられる時間も限られます。
また保護者とは電話での対応も多く、短い時間の中できちんと納得を得ることも求められました。
本当はもっと時間をかけて話を聞いてあげたいんですけどね…。
そういった経験の中から
相手の感情に寄り添いながら話を聞く力
相手の話の中から特に大事な情報を引き出す力
限られた時間の中で話を進める力
こういったものを身に着けました。
きちんと相手と向き合っている、話を聞いてもらえているという感情を持ってもらえるように注力しています。
求職者との関りでは、最初のヒアリングは質問攻めのようになりやすいですし、その後の話は要点だけ話しするようになってしまいがちです。
その中でも”話をするのが楽しい””心が少しでも軽くなる”という思いを持ってもらえるように気を配っています。
これに関しては上司や同僚から褒めてもらうことも多く、自身になっています。
生徒や保護者とは教師であれば誰でも関わるものです。
そのため教師の強みとして言えると思います!
教師の弱みは交渉力…。相手に気を遣いすぎて話を進められないことも。
ここからは逆に教師の弱みについて話をしていきたいと思います。それは…
法人と交渉をする際に、相手に気を遣いすぎる
ということです。
リクルーター法人といっても色々な形態、規模があります。
私が連絡をする相手も経営者の方や社内の採用担当者、外注のコンサルタント、受付に伝えるのみなど様々です。
採用に関する業務をメインにしている方とは時間をかけて話をすることができます。
逆に、その他の業務に従事している中で、対応していただく場合には相手の多忙さが伝わることもよくあります。
そんな時に相手に気を遣ってしまいすぎて、上手く交渉できなくなることがあります。
求職者の求める条件や確認したい内容によってはいくつも質問することになってしまったり、給与や勤務形態の交渉などが必要になってきます。
これは相手に寄り添うのではなく、必要な話をきちんと通していかなければならず、そこに難しさを感じます。
私も必要な仕事をしているわけで、確認をすべきものや交渉すべきものは必要なものですからそこは毅然と行っていかなければなりません。
ただ相手が採用をする側になってしまいますので、相手の忙しさや都合を考えずに要望を押し付けていきすぎると採否はもちろんエントリーができるかどうかにも影響を及ぼしかねません。
また採用を頂いた後の事務手続きにもそういった側面があり、こちらとしては早くクロージングしてしまいたいのですが、なかなか手続きを進めてくれない法人もあります。
交渉に関してはBtoBだけではありません。
ヒアリングに関しては相手の気持ちに寄り添うことが重要です。
ただその後の、求人を提案する際や内定後の動きなどにはビジネス的な側面が付きまといます。
企業として、ビジネスマンとしてどの法人に入職してもらいたいのかというのは必ず存在します。
そして、それは求職者にとってベストな選択ではないということももちろんあります。
そういう時に上手くこちらの意向に沿った決定をしてもらえるように”誘導”する力も私には足りない部分なのではないかと思います。
これは社内でもトップクラスの営業の方に動き方を相談し、その通りにしてみたところ、上手くいったということが多くありました。
単純に目の前にある情報を伝えて相手にゆだねるのではなく、こちらの方向性に自然と従ってもらえるような情報の出し方に課題があると感じています。
営業として働いて分かったこと。
ビジネス経験を積めば最強になれる!?
今回は教師が営業になった時の強みと弱みについて書きました。
こうやって書き出してみると私に足りないのは営業としての経験であることがわかります。
人として相手に向き合うことはしっかりできており、いうなれば顧客をつかむことは長けていると言えます。
その顧客を利益に結びつけるために
どうすれば動いてくれるのか
というのは場慣れでしか解決していくことはできません。
様々な状況を経験し、それを切り抜けていくことによって法人側も求職者側でもビジネス的な動きが自分のものになれBtoBにもBtoCにも長けた最強の営業マンになれるのではないかと思っています。
そのためには毎日をがむしゃらに行動するのではなく、先達の行動を参考にしながら最短で学んでいきたいと思っています。
営業マンとしては遅咲きであるため、若い人と同じペースでは間に合いません。
利用できるものは利用し、いかにうまく学んで自分のものにできるかを意識しながら日々精進したいと思います。
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